ブラームスの末裔がメガホンをとったという作品。
ドイツマルク紙幣の肖像にもなっていた人気ピアニスト、クララ・シューマンとその夫で名作曲家のロベルト・シューマン、そして若きヨハネス・ブラームスがこの作品の主役である。
ドイツではこの3人を取り巻くうわさが多数あるようだが、映画では3人の関係が描ききれておらずそれぞれのキャラクターにスポットが当たっているだけだ。
そのせいか、ドラマとして見ていて冗長で非常に退屈だった。
偏屈なロベルトをひたすら描くよりも、クララとブラームスの関係をもう少し掘り下げてもらいたかった。
彼らの音楽がふんだんに使われているのでファンの人なら楽しめると思う。