クリント・イーストウッド監督らしい静かな作品。
ストーリーもありきたりなのだが、安心して見ていられる。
子供を使った感動シーンなんかはいかにも王道をそのまま行っているが、見事にツボにはまってしまった。
伏線になるようなネタが散々ばら撒かれている割にはラストはあまりにも説明不足なのは後味が悪かった。
霊能者による死後の世界を描くエンターテイメントとしてと言うよりは、人間ドラマを優先させたかったのかもしれないが、彼の作品らしく少し掘り下げが浅い感じ。
表面的な描写に留まっているという風に見れないわけでもないが、それなりに楽しんで見れる作品だと思う。