リアル・スティールがよくて、この映画がダメなのはなぜだろう。
リアルスティールの方が昔の有名なボクシング映画モロそのままの様な気がするのに対して、この映画はいろんな映画のいいところをチョコチョコ取ってきているのだが、みんな最近の映画からだからだろうか。
古い映画の前者は受け入れることができて、「ボーン・アイデンティティ」やダニエル・クレイグの「007」が頭をよぎるようなシーンだとネガティブな既視感がもたげてしまう。
それが最近のアクション映画の流れといわれればそれまでなのかもしれないが、本作はここ最近のいいトコを寄せ集めて作ったような印象がぬぐえない。
でも、ネガティブなことばかり書いているけど、別にフツーに見れば見事なエンタメ作品です。
トム・クルーズの気迫と頑張りがいやと言うほど見ている側に伝わってきます。