キング・コングである。
2回目のリメイクの時には小学生だった。このときは時代を反映して、ロボットのコングだった。ロボット・コングはどこかぎこちなく、動きも緩慢で、恐怖心を与えるのはその大きさだけだった。
今回は、フルCGの大迫力のコングだ。
スタッフは悪乗りしてジュラシックパークまで登場させているが、これは1作目にも登場していたのだろうか。
弱々しいはずのミス・ダロウもランボーにも負けないくらい奮闘していた。(ナオミ・ワッツは37歳のはずだが、若々しくきれいだ。)
船長は、約束の時間に来なければ見捨てるといいながら、ハン・ソロよろしく再三にわたって主人公たちの窮地を救う。
1作目のキング・コングに最大の敬意を払ってリメイクしたというピーター・ジャクソン監督は、実はこれまでのアメリカ映画の大作のエッセンスを組み込みながら、新しいキングコングを作っている。
今回のコングで気がついた点がひとつ・・・噛み合わせが悪い。
キングコングの噛み合わせの悪いところに妙に引っかかったのは私だけだろうか。