カテゴリ:本( 44 )

2010年 11月 23日
進撃の巨人 ★*☆☆☆
e0088513_13105062.jpg数多くの雑誌他メディアで絶賛されていたので現在発売中の1巻&2巻を購入してみた。

どんな傑作かと期待も大きかったのだが、なんだこりゃ?!って感じ。

そもそも画力が弱すぎる。。。

途中で登場人物も区別つかなくなるし、兵器の設定もされているようだが小中学生が仲間内で漫画を書き合っているだけかと思うほどのレベル。

何でこれが一般紙に連載された作品なのかも分からない。。。

がっかり。
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by center_otu | 2010-11-23 13:07 |
2008年 02月 24日
American & English Cocker Spaniel ★★★★★
e0088513_1375116.jpg今、本屋のペットコーナーに行くと必ずと言っていいほど、犬種別の飼い方ガイド本が並べられている。

ただ、それも日本で人気のある犬種だけで、自分の飼っているイングリッシュ・コッカーに関するものは売られていない。

そうなると自然と探すのはネット上になるのだが、中身が見れないので半分は賭けで買うことになってしまう。

少し前にこの本をネット上で見つけたのだが、そのときは絶版になっていたのかどれも8千円以上する値段がつけられていた。

需要がそれなりに高いからこんな値段がついているんだろうと思い、目をつけていながらさすがに8千円を払う気にもなれず、あきらめていたのだが、たまたま最近同じページで値段が大幅に下がっていることを知り、即購入した。


e0088513_1381069.jpgAmerican & Englishとタイトルにあるが、内容はほとんどがEnglish。

たくさんの美しいインギーたちの写真に魅了される。

カラー別の行動特性などの情報も紹介されていて非常に興味深い。

全てのイングリッシュ・コッカー・スパニエルが好きな人にお勧め。

日本語版の復刻されることを望む。
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by center_otu | 2008-02-24 00:41 |
2007年 10月 06日
オーデュボンの祈り ★★☆☆☆
e0088513_2240068.jpg『オーデュボンの祈り』 伊坂 幸太郎 新潮文庫 2003/11

この小説独特の世界観には今ひとつついていけなかった。

時々ハッとするような示唆に富んだエピソードも登場するのだが、単発で、全体としてはパッとしない。

読みながら、先日見た映画「アヒルと鴨のコインロッカー」の独特な雰囲気はこういうことか、とこの作家の小説を初めて読んで分かったような気がした。

あとがきにもあるが、シュールである。
これがデビュー作ということにも驚かされた。

他の作品で何度も直木賞候補に挙がっているということなので、これに懲りず、他の作品も読んでみようと思う。
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by center_otu | 2007-10-06 22:50 |
2007年 07月 15日
歴史を精神分析する ★★★*☆
『歴史を精神分析する』 岸田秀著 中公文庫 2007

「ものぐさ精神分析」で有名な精神分析者、岸田氏の96年発表作品の文庫版である。

発現する神経症的症状から逆にその精神的外傷の原因となった出来事を特定していくという精神分析の手法を応用して歴史を読み解く試みである。

近代以降の日本人の外国に対する畏怖と内的安定と言う分裂症的特徴は、国の成立過程に起因すると考え、日本と言う国が成立したのは実は7世紀ごろで、それまでは百済の植民地であったとする説を唱える。

著者の歴史そのものには少し不案内というところに不安を感じるが、彼のアプローチは新たな知見を与えてくれて非常に興味深い。

同様のアプローチで、日本以外にも、アメリカ原住民を征服して成立したアメリカの他国への干渉癖や、フランス人が共和主義を建前に実は独裁者好きである点にも言及しており、一つの見方として非常に面白い。
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by center_otu | 2007-07-15 00:30 |
2007年 07月 07日
ヒートアイランド ★★★★☆
e0088513_929352.jpg『ヒートアイランド』 垣根 涼介著、文春文庫、 2004

「ワイルド・ソウル」と同様すごい疾走感でぐいぐいと物語の世界に引き込まれる。

そしてクライマックスの、読んでいる側の神経まですり減らされる緊張感。

下手に説明するよりもとにかく読んで見てと言いたくなる快作だ。





なお、ミニシアター系で公開の映画化が進んでいるとのこと。
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by center_otu | 2007-07-07 09:42 |
2007年 06月 17日
月の扉 ★★☆☆☆
e0088513_901018.jpg 『月の扉』 石持浅海著 光文社文庫 2006

ハイジャックされた飛行機の中で誰も予想しなかった別の殺人事件が起こる。

このプロットはいいのだが、その対応があまりにも緊張感が感じられない。

240人もの乗客の人質を脇へおいやって、ひたすら殺人事件の謎解きを犯人たちが行うなんてありえない。

時間がないはずの場面で長い台詞の会話を交わしてみたり。

何でそんな対応が可能になるかの説明はあるが、説得力はなかった。

最後の師匠の態度もそれでいいんだろうか。

師匠の人物描画もこの人物の目指すところが大きすぎて描きあぐねているような気がした。


「このミステリーがすごい」の8位獲得作品。
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by center_otu | 2007-06-17 09:15 |
2007年 06月 10日
憑神 ★★*☆☆
e0088513_9481825.jpg『憑神』 浅田 次郎 著 新潮社文庫、2005

まさに幕末~大政奉還の江戸が舞台となった小説。

現代では、大きな時代の変化に翻弄されるとき、大きな価値観の変化に翻弄されるとき、新たな流れにいかに上手く乗っていくかが処世術の一つとして取り上げられているような気がする。

それに対してこの小説は、今まで培った自分自身の価値観を貫き通して生きていくことを一つのアンチテーゼとして取り上げているように感じた。

いかに変化前の時代で不遇を囲おうとも、所詮はその時代の価値観でしか生きられないということを述べているようであり、その不器用さの哀しさをつづっているようでもある。

変化前の時代で上手く世を渡れなかった者は、新たな時代でも同様であると語っている様にも。
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by center_otu | 2007-06-10 10:49 |
2007年 05月 10日
蒼穹の昴 ★★★★☆
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『蒼穹の昴』 浅田次郎著、2004、講談社文庫

長編の小説ではあるが、話の構成が巧みで読み手を飽きさせない。

また、著者の見せ場である歴史の新解釈も興味深い。

特に物語が急展開し始める後半の盛り上がりは手に汗握る。

なのに、最後の最後が小さくまとめすぎな気がしてならない。
物語の最初から壮大な物語を丁寧に紡ぎあげたのに何だかちょっと拍子抜けしてしまった。
もったいない。
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by center_otu | 2007-05-10 22:54 |
2007年 04月 16日
煙か土か食い物 ★★★*☆
e0088513_22421168.jpg『煙か土か食い物』 舞城 王太郎著、講談社文庫、2004

冒頭からいきなり圧倒的なリズムで話が進んでいく。

最後までこのテンポを保つ疾走感はすごい。

自分は無意識のうちに主人公四郎にオダギリジョーを当てはめて読んでいた。

全員185cmを越す身長で腕っ節が強い4兄弟とその父。

設定からして面白い。

ミステリーではあるが、軽妙な文体とテンポで最後まで一気に読める。

第19回メフィスト賞受賞作。

『暗闇の中で子供』という三郎が主人公の続編があるとか。
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by center_otu | 2007-04-16 22:55 |
2007年 02月 28日
香水 - ある人殺しの物語 ★★★*☆
e0088513_22193813.jpg『香水 - ある人殺しの物語』 パトリック ジュースキント著、 池内 紀 訳 2003 文春文庫

今週末から映画「パフューム - ある人殺しの物語」が封切られる。
スピルバーグ、スコセッシが映画化権を争奪し合ったという原作である。

有名な映像作家が惚れ込んだとはいえ、テーマが「匂い」なだけに、この目に見えないものが映像化可能だろうかという疑問が頭をよぎった。

まして、ヨーロッパ各国でベストセラーとなった本作である。
下手に映画で見るよりも、先に原作を読もうと思い立ち、早速購入した。

翻訳でありながら、簡潔な文体でテンポよく読み進められる。翻訳作品にありがちな変な訳文もない。

作者の描く、超人的な嗅覚を持つ主人公グルヌイユの生きる世界に驚嘆する。

その描写は緻密で、彼の心理や行動の描写が筋が通っていて論理的に表現されている。
そのせいか、常人には到底捉えることの出来ないグルヌイユの世界に見事にはまり込んでいく。
久しぶりに小説を最初から最後までほとんど一気読みしてしまった。

それにしても、ラストは...うぐぐ...そんなことになってしまうのか...

ここは人によって賛否両論かもしれない。


で、映画なのだが、やはり、まともな映像化は無理な気がする。
忠実に映画化してもまともなモノにはまずならないだろうな。


あと、最近の作品かと思っていたが、ドイツ語の初版は1984年。ちなみに、ジュースキントはドイツ生まれで後にフランスに移り住み、この作品をスイスの出版社から出している。
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by center_otu | 2007-02-28 22:44 |