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2013年 03月 28日
アルバム「ZOOEY」と映画「クラウド アトラス」との共時性
ニューアルバム「ZOOEY」は、耳に心地よく響くメロディに言葉をのせている曲あり、わざとテンポをずらすことで耳に引っかからせて歌詞を心に残そうとする曲ありで佐野元春らしさがつまったアルバムです。

曲調のバラエティは広く、一曲一曲の作り込みの丁寧さは聞き手にも伝わってきます。

非常に聞きごたえのある曲群で構成されています。

楽曲のバラエテイの多彩さとは裏腹に、そのテーマは「愛することと未来への希望」とシンプルに絞られていますが、言葉の選び方が見事で、ときどき、ハッとするフレーズが曲に使われていてドキリとします。
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“人間なんてみんなバカさ” 

”ルールを作ってみたいんだろう 歴史を変えてみたいんだろう”

”未来が来てもうれしくないのさ 君が一緒でなけりゃ” 
  - 「君と一緒でなけりゃ」


「世界を変える」というのは、これまでも佐野元春の作品を考える上でのキーコンセプトの一つです。

利己的な統治者による愛のない支配を愚行と叫び、これまで繰り返された人と人とのつながりを考えずに世界を変えようとする行為を愚かだとする一方で、愛し合うということで世界を変えることの素晴らしさを説いています。

“風は光になって 私たちはずっと共にいる"

“君といつかこの世界を変えてみたい” 
  - 「詩人の恋」


「クラウド アトラス」とのシンクロニシティ(共時性)
人間の歴史の中で愛と革命は、何世代にもわたり繰り返された人間の本質的な行動でもあります。

私は、最近見た映画「クラウド アトラス」のソンミのエピソードを思い出さずにいれませんでした。

19世紀のアメリカで奴隷解放運動に夫と共に参加したソンミは、22世紀にクローン人間として生まれ変わり、19世紀の夫の生まれ変わりの指導者と共にクローン人間の解放運動に立ちあがります。

"革命は静かに始まっているよ 

残酷な運命 

二人を分かつその日まで 私たちはずっと共にいる" 
  - 「詩人の恋」


これには映画公開とアルバムリリースのタイミングの共時性を感じずにはいれません。


佐野元春とDAVID BOWIEのファンを長くやっていると何度となくこのような不思議な場面に遭遇して奇妙な感じがします。


愛する人との未来
ふわふわとした幻想的な恋愛ではなく、妙に現実感を伴う等身大の2人の関係を強調し、愛し合うこと、愛されることを歌うラブソングが多く、印象的です。

“愛されてるって すごく素敵だよ

愛されてるって もっと感じたいよ” 
  - 「君と往く道」


佐野元春が未来への希望を語るとき、それは個人の未来ではなく、愛する人との二人の未来です。
愛する人の未来ことを謳っていても、それはその人を想う自分がいて初めて成り立つもので、愛する人の未来は自分の未来でもあります

"おおらかな人生を夢見ている君 虹をつかむ日までもう少し” - 「虹をつかむ人」


"ほら見上げてごらん 冬の星空 あれはポーラスタア"

"二人の行方見守るように"
 - 「ポーラスタア」


これまでの人生が苦難続きであっても、これからの未来に希望の光を見出す曲に励まされます。

"打ち上げられた魚のように どうにかここまでたどりついた "

"この先へもっと" 
  - 「La Vita e Bella」


ZOOEY 佐野元春&THE COYOTE BAND

* 世界は慈悲を待っている
* 虹をつかむ人
* ラ・ヴィータ・エ・ベラ
* 愛のためにできたこと
* ポーラスタア
* 君と往く道
* ビートニクス
* 君と一緒でなけりゃ
* 詩人の恋
* スーパー・ナチュラル・ウーマン
* 食事とベッド
* ZOOEY



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by center_otu | 2013-03-28 23:58 | 音楽
2013年 03月 18日
偶然か、必然か、3月13日に起きたこと
2013年3月13日は、David Bowieの新アルバム「The Next Day」と佐野元春の新アルバム「ZOOEY」の発売日でした。

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両方とも発売前からAmazonで予約していたのですが、今日ようやく手元に届きました。

Bowieのアルバムは既にUKチャートで1位を獲得し、iTunesでも64カ国でNo.1、日本でもバックオーダーがかなりあるなど、今、世界中で話題です。

Bowieは10年ぶり30作目、佐野元春は6年ぶり15作目のオリジナル新アルバムです。

また、3月13日は佐野元春の誕生日でもあります。



自分にしてみれば、どちらか一方だけでもかなり衝撃的で、しばらくはその世界にどっぷり浸れたはずだったのだけれど、2枚並べると硬直してどうすればいいかわからなくなります。

しばらくはこの喜びを楽しんでいたいところです。

どちらもイベントが何度となく催され、web上の盛り上がりも尋常ではないので追い切れません。

あ~、もったいない。もったいなさすぎます。

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ちなみに、うちのワンコのトリニティも誕生日が3月13日。

今年で4歳です。


さらに、ちなんでいうと、今年の3月13日は暦上、一粒万倍日という日で、かつ、天赦日という吉日の重なる珍しい日でした。

宝くじでも買えばよかったかな。

一粒万倍日と天赦日が重なるのは2013年ではあと7月27日と12月24日がそれに当たります。

この時にも同じようなことが起きるでしょうか!?




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by center_otu | 2013-03-18 22:01 | 音楽
2006年 11月 07日
俺は王になる!
ずいぶん前から気にかかっていたんだが、イギリスでは「一日だけ王になる」っていうフレーズは、慣用句とまでは行かなくても言い古されてる言いまわしなんだろうか。

佐野元春の「雪-あぁ世界は美しい」を聞いて「俺は王になる。ただ一日だけの・・・」という歌詞があるのを知り、デヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」と同じだと思ったんだが、佐野元春はいろんなアーティストからインスパイアされているからこれもそうだろうとあまり気にせずに流していた。

ところがその後、エリック・クラプトンの「チェンジ・ザ・ワールド」にも似た歌詞がある!ことに気付いてしまった。


e0088513_20555546.jpg"Heroes" David Bowie (1977)
I, I will be king
And you, you will be queen
Though nothing will drive them away
We can be heroes
Just for one day


e0088513_2056173.jpg雪-あぁ世界は美しい」佐野元春 (1989)
今夜は俺は王になる
ただ一日だけの
今夜は俺は王になる




e0088513_20564846.jpg"Change The World" Eric Clapton (1996)
If I could be king even for a day
I'd take you as my queen I'd have it no other way





それぞれ微妙に違ってるといわれればその通りなのかもしれないが、私の気になる疑問でした。
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by center_otu | 2006-11-07 21:01 | 音楽
2006年 04月 02日
佐野元春 「星の下 路の上」ツアー 最終公演
e0088513_2312074.jpg東京国際フォーラム・Aホール(有楽町)でのライブに行って来た。

開演前には会場内で、フランク永井の「有楽町で会いましょう」が流れるなど気の利いた(?)演出があり、場内からは何度も拍手が起きていた。

佐野元春のライブの醍醐味のひとつは、オリジナルと違うアレンジだ。

今回も様々なアレンジで楽しませてくれた。
"Heart Beat"は、レゲエ調。
ライブでは絶対演らないと思っていた"ブルーの見解"はかっこよく見事に変容を遂げていた。
"Wild Hearts"も全く曲調の違う楽曲がメドレーであるかのように挿入されていた。
そして"Rock'n'Roll Night"は、アコースティック・バーション。


e0088513_2314203.jpg元春は今回もトレードマークの赤いギターをひるがえし、所狭しとプレイ。


CDで聞くのにはいい加減飽きた"Someday"は、ライブで聴くと、何度聞いても鳥肌が立つほど感動する。

また、今回のツアーでは、全くやらなかった「星の下 路の上」をアンコールで始めたやったのには感動した。



e0088513_23131942.jpgラストの曲が始まると同時にホールの天井から降ってきた"Kiss"と"星屑"。



数え切れない痛みのキス
星屑みたいに降ってくる
 - "New Age"

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なお、セットリストは次のとおり。

アンジェリーナ
僕は大人になった
コンプリケイション・シェイクダウン
ストレンジ・デイズ
ハートビート
99ブルース
インディビジュアリスト
ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
Rock&Roll Night
バルセロナの夜
Do What You Like-勝手にしなよ-
最後の1ピース
観覧車の夜
君の魂 大事な魂
ワイルドハーツ
ブルーの見解
悲しきRADIO
ソー・ヤング
レインボー・イン・マイ・ソウル
ヤングブラッズ
約束の橋
サムデイ
ニュー・エイジ

===アンコール================
国のための準備
星の下 路の上
メドレー
彼女はデリケート
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by center_otu | 2006-04-02 23:35 | 音楽