仕事も恋愛もイマイチの37歳独身女性をシャーリーズ・セロンが演じる。
この主演女性、その上思い込みが激しすぎてあまりにもイタいのだ。
この妙にリアルなイタすぎる女性を見ていると見ているこちらまでゲンナリとしてしまう。
笑いを狙っているなと感じさせられるシーンはたくさんあるのだが、イタさを浮かび上がらせるだけで笑えなかった。
それに映画のほとんどは予告編で見せられているまんまで本編を見て新たな驚きはない。
視野の狭まった主人公と同じく映画自体も視界狭窄のまま墜落してしまった。
「JUNO」の製作陣による作品だが、音楽を効果的に使おうとした点など似た雰囲気を狙っているのだろうが、自分としてはこの映画ではノリきれなかった。