川崎駅前の繁華街の外れにある稲毛神社。
鎌倉時代の建立と言われ、川崎宿が賑わいを見せた江戸時代には川崎宿および河崎七ヶ村の鎮守として広く近隣一円の崇敬をあつめていたといわれる。
主祭神は、国譲りの交渉のため高天原より地上に降られ、その大任を果たされた武勇の神である武甕槌神(たけみかつちのかみ)。
その他、経津主神・菊理媛神・伊弉諾神・伊弉冉神を配祀。
江戸時代までは山王権現を祀るとされていた。
稲毛神社の御神徳は勝と和である。
樹齢1000年ともいわれる銀杏の御神木
天地睨みの狛犬
小土呂橋遺構
小土呂は現在の小川町のことで、東海道が新川堀(現新川橋通り)を横切るところにかけられていた。
18世紀初頭に掛けられたこの橋は昭和7年に新川が埋め立てられるまで200年間使用され、この上を歴代将軍をはじめ、アメリカ通商使節ハリスや勝海舟らまでもが通った。